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旅するように生活をし、生活するように旅をする。


by emieyedays
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後輩と台湾二人旅

二日目の昼間


今日は早速、霊芝パックに出かける。
部屋で昨夜買ったパンを食べて、朝食おしまい。
地下鉄で行くのは暑くて、めげ~。
すっぴんのままタクシーで、ばびゅーんと行ってしまえ。

いつでも陽気な霊芝パック夫人に迎えられ、さっそくぷ~んと鼻をつく漢方の香り。

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こんなことになっているとは本人まったく知らず・・・。

この霊芝の独特の香りは、リラックス効果があるようで、うとうとふんわり眠くなる。
とろ~んとしたままソファに身を沈め、ところどころ皮膚がピリピリするのを「効いてる!」と楽しむ。

一足先にはがしたスズキは私の様子を見て驚いている。
ふん、あんただってこんなんだったのよ。

顔を洗うと、もうすでに顔はきゅっと引き締まり、頬はつるっもちっとなっている。
よしよし!
帰りのホテルに戻るタクシーの中でもまだふんわりリラックスした感じ。

「今日はたくさん水を飲んで、しっかり毒素を出してくださいね。」とのこと。
よーし!

この霊芝の効き目がすごくて、ものすごく疲労が溜まっている人や、お酒を大量に飲んで肝臓が疲れている人は、パックを顔に乗せたときから独特に匂いがしてわかるそう。
あれ?私、毎晩かなり飲んでいたけど、私の肝臓はまだ平気だったらしい。いやいや、いかんいかん。
この台湾を機に酒量を減らすのだー。このまま飲んだくれていてはいかんのだー。


お昼ご飯は、またまた昨日の金品茶楼に行っちゃう。
昨日の小籠包が忘れられんっ!

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空芯菜の炒め

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雪菜とザーサイ麺

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もちろん小籠包

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蝦蒸餃子 この餃子の中にも小籠包みたく汁が入ってるの。
口の中で皮が破れたら中からじゅわ~っと美味しいスープが・・・。うひゃー!

食後は、中山の日本人女性の占い師のとこにいく。
私もスズキも仕事について知りたい。恋愛も知りたいけど・・・。

スズキが先に占ってもらう。
その間、マスコットのネコと遊ぶ。
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アラブの石油王の家の玄関に、こういう虎の敷物あったりしない?
これ、ちょっと小っちゃいけど。

このネコ、私何度も会ってるんだけど、結構つれないのよ。
なのに、私がお手洗いに行くとき、しれっとついてきて、
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横入りするのよね~。ドアを開けたのは私じゃんかっ!なに先に便器に座ってるのさーっ!

で、占いは・・・。
私、転職して秘書になりたかったのよね~。そしたら、
「あはは、あなたに秘書は無理。雇ってくれる会社ないわ。
あなたの華やかさは秘書向きではないし、そんな雰囲気を持っている人を
一般の会社はほしがらない。男性の社長ならスキャンダルを恐れるし
女社長ならあなたの雰囲気に嫉妬する。
それならば、裏方の秘書よりも起業するか営業や高級品販売をやりなさい。
とにかく華やかな仕事に就きなさい。」

ちーーーん!

だからなのか?何社エントリーしても箸にも棒にもかからないのは、そこなのか?
天が、運が、ダメと言ってるから、書類が通過しないのか?

で、台湾から帰国して、↑このアドバイスを踏まえて、三社にエントリーしたところ
そのうちの二社から面接に来るように言われ、一社は職種が思ったのと違いこちらから
お断りし、もう一社からは無事にキャリア採用の企画営業で内定をいただきました。
ありがたやありがたや・・・。

スズキはというと、やってみたい仕事を告げたところ、占い師太鼓判!
もうね、昨夜に引き続き有頂天!
「もう、この道に進むしかないっす!」と鼻息も荒く・・・。

私たちの恋愛以外の未来が動き出した。
# by emieyedays | 2011-08-08 22:37 | 旅 台湾

後輩と台湾二人旅

一日目の深夜

たらふく食べたけど、別腹デザートが食べたい。
でも中山、林森周辺でこれという店がみつからなったの。
マンゴーかき氷とか、愛玉のゼリーとか食べたいじゃん、どうせなら。

マッサージにも行きたいので、デザート探しはいったん中断。
中山のいつものマッサージ店に行く。

今回の旅のメインの目的は、スズキが「整体を学びたい!」というので、ならば
私の専属整体師(と私が勝手に呼んでいる)L先生にスズキを会わせること。
L先生の技をスズキに伝授すれば、「肩もんで。」「骨盤の位置を直して。」って
家にいながらもしかも無料でやってもらえるじゃないのぉ!
自分が楽するためなら、アタクシは努力を惜しまないわよ。

一年ぶりにお会いしたL先生。
足のマッサージしてもらいながら、しっぽりとお話ししたいじゃない。積もる話もあるわよ。
なのに、隣でスズキが足のツボをぐいぐい押されて「うぎゃー!」だの「痛いですぅー!」と
悲鳴を上げるから、うるさくてしょうがないわ。
「そういうことをオマエもやるんだよ!静かにしろ!」とアタクシ。
本場足つぼの洗礼を受けておけ。

マッサージも整体も終わった時に、スズキを担当していたマッサージ師がL先生に何か言っている。
なんと、「彼女(スズキ)の手はマッサージ師になるには向いてる手をしている。」と言ったらしい。

骨が太くて、腕にも手のひらにも筋肉がしっかりとついていて、力が強そうだし指も太い!

女子としてはかなり悲しい評価だと思うのだけど、スズキは、「ぶわっは!」と笑って
「emiさん!やっと私のこの体をいかす時が来ましたよぉ!」「と喜んでいる。
確かにスズキの手首は私の1.5倍はある。手のひらもがっつり厚くて硬い。
L先生も私の手首を掴んで「この手じゃ無理。でもこの手はすごくいい!」とスズキと比べている。
「私、体をこんなにべた褒めされたの初めてっす!」って・・・。
うーん、価値観違えばこうなるな。

自分のやりたい事が見つかり、それに向いていると後押しをされて有頂天のスズキ。
テンションは最高潮。

さっき食べられなかった「冷たくて甘いもの」を食べに行く。
このあたりで一番近いのが2kmくらい離れているだろうか?「古早味豆花」へ行く。
だって、ここしかないのよ。
ご機嫌でテンション高いスズキと、「全然疲れなくて気持ち悪い」と母親から言われてしまう
タフなアタクシで11時半すぎてるのに、てくてく歩いていく。
やっぱり二人とも元気すぎて気持ち悪い。

道すがら、ずっと「台湾に来てよかった。整体師という道が開けた。やりたいことが見つかった。
emiさん、ありがとう。台湾は本当にいいところ。」をシャッフル&リピートするスズキ。

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平日の深夜なのにみんなまだ遊んでる。 台湾寧夏路夜市にて
夜市を横目にまっすぐ進むとお目当ての甘いもの屋さんがあるの。

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古早味豆花 ここに来たかったの!何年か前にも一人で挑戦しようかと思いきや
あまりの長蛇の列におじけづいてしまったアタクシ。

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花生豆花 ピーナッツの豆花
紅豆あずきのが食べたかったんだけど、「没有」と言われてしまった・・・。

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紅豆雪氷 マンゴーミルクかき氷ももちろん「没有」。そうよね~、夜遅すぎるのよ。売り切れるわ。

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小豆はどこに???掘ると器の底に甘いお豆が・・・。いや~ん、練乳と小豆が合いすぎ~❤
氷はしゅわっととろけるし、二人で向かい合って「おいし~❤」
口の中が冷たくなりすぎると、豆花を食べて、氷を食べて、豆花を食べて、氷を食べて、ピーナッツをすくって、もう夢のようだわ~。

時間は1時過ぎ。
さすがに帰りは2kmも歩かずにタクシーで帰りましたとさ。

長い一日でございました。
# by emieyedays | 2011-08-03 23:16 | 旅 台湾

後輩と台湾二人旅

金品茶楼

台湾の午後7時って言ったら、日本の8時。もうおなかペコペコよん。
國賓からてくてく南京東路方向へ。

着いたら、そく小籠包。たらふく食べたい小籠包。一年ぶりの台湾の小籠包。
一度どうしても食べたくて日本橋高島屋の鼎泰豊の小籠包を食べたけど、なーんか違うのよね。

台北の街並みにきょろきょろするスズキに「台湾は車線が反対で交差点とかで車が入ってくる側が
逆になるからね~。そんでもって、日本のように歩行者を優先させてくれるドライバーが少ないから
気を付けてね~」と言ってるはしから、スクーターがばびゅーんと突っ込んでくる。
「おわっ!」と二人でのけぞりながら、「台湾はワイルドですねぇ。」とスズキ。
「そうなの。うかうかしてらんないわ。おもろいおっちゃんおるな~ってよそ見してると突っ込まれるよ。」
と言ってると信号機が点滅。「信号もめっちゃ早いじゃないですかっ!」そうなの~。
日本から着いたばかりだとなんか慣れなくて、あわあわしちゃうわね。

結構混んでる金品茶楼。最近はここばかりだわねアタクシ。私には味付けがちょうどいいのよね。

ちょうど二席空いていたの、ラッキー。

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麺じゃないのよ。豆腐なの。干した豆腐の和え物。小菜。冷たいおかず。
スズキはこれがどうも豆腐とは思えず何度も見直していた。

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豆苗炒めを頼んだのに、出てきたのがこれ。
「豆苗か?」と聞いたら「豆苗だ」と店員は答える。違うだろ、これホウレンソウじゃん。
豆苗炒めの豆苗はもっと細かくて細いじゃんか。でも店員二人に聞いて二人とも「豆苗」と答える。
ホウレンソウよりも豆苗の方が若干値段が高い。日本人にはこれを豆苗と言って出しているのか?
なかそんな疑いを持ってしまうわ~。だって豆苗炒めはこれじゃないから。

聞いた一人はフロアマネージャーのようなオバちゃん。気が利かないの。
スズキがいっぱしに、「ああいう年代のマネージャーって気が利かないですよね。
なんか現場見てるんだか、見てないんだか、いったい何してるんでしょうね。」ってあんた、それ
確実に職場の上司を指摘してるわね(笑)
あんたが、そこを指摘できるほど成長したと思うと、アタクシは嬉しくってよ。
日々のアタクシの眉間のしわは無駄ではなかったってことね(涙)

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職人さんたちがせっせと小籠包や蒸餃子を包んでる。
スズキがフラッシュで彼らを撮ったもんだから、職人さんが目をぱちぱちさせてるっ!
スズキは手を合わせて「すまんすまん」とやってる。「フラッシュにならないようにできないんですよぉ」
って、本当にどこまでも世話のやけるやつだ。「よこせっ!」ワシがフラッシュにならないようにする!


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来た来た❤待ちに待った小籠包!
蒸籠のふたを開けると、ぽわ~んと湯気が上がる!
「この白くて細いのなんですか?」「スズキクン、それはだね生姜だよ。レンゲの上に小籠包を
乗っけて、この生姜を酢醤油に浸して一緒にぱくっと・・・」

「お~いし~❤」

あんた、そんな顔するのね。というか本当においしい時ってそういう顔よね、コブタ。

ここの小籠包は皮が薄くて、ちょっと噛むとぷちっと皮が破れて中から熱々のスープがじゅわ~。
肉汁も脂っこくないから、いくらでも入っちゃう。
もうね、二人とも「おいし~」しか言えないの。一個食べては「おいし~」。また一個食べては「おいし~」

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こっちは蟹の小籠包。
これはこれでおいしいけど、やっぱりノーマルの方がおすすめ。

このあともう一蒸籠おかわりしたわ。本当は二蒸籠いけたけど、スズキがかなり腹いっぱいだと。
まーじーでー?オバちゃんまだまだいけるけどなぁ。
まあ、酸辣湯も頼んじゃったし・・・。

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ここの酸辣湯も大好き!黒酢をたっぷりいれて、キュンとくるくらい酸っぱいのが好き。

「ヤバいです。私、すっかり台湾はまりました。小籠包毎日食べたいです。」とスズキ。
言うと思った。私もそうやってはまったクチよ。
「もう小籠包だけでおなかいっぱいになりたいって思うでしょ。」って言ったら
ガンガンうなずくスズキ。

「川島なお美みたくいうと、今、私たちを切ったら小籠包の肉汁が出てきますよね~」って
あんたの例えって・・・。
でも、そのくらい小籠包食べたい。


食後は女子っぽく、どこかであっさりかき氷かアイスが食べたいね~ということで探しに行く。
ワシは小籠包もう一かご食べても良かったが・・・。

「なんでそんなに食べて、たくさんお酒も飲んで、運動もしないで太らないでいられるんですか?」
「いや、太るよ~。食べたら食べた分、太って、しばらくしたら元に戻ってる。そんな感じ。」
「私なんて超気にしてるのに。運動もしてるのにすぐ太る。
でも、旅先では食べるのを我慢するのはやめようって思ったんです!
食べないとつまんないですもんね。」
26歳くらいってこういうことがかなり重要なのよね~。(遠い目)

と、気にしていると言いつつも「アイスは別腹」という。これじゃん?太る理由。
まあ小籠包もう一かご食べるよりマシか。

中山周辺歩いてあちこち探したんだけど、アイスとかありそうなのはコンビニのみ。
アイス屋さんってないのねぇ。基本的に中山はオヤジの街だからか?

明日の朝ごはんを買おうと焼き立てパン屋さんに入る。
パン一つ一つの大きさが半端ないね。台湾の食べ物はなんでも量が多いよ。
二つずつトレイに乗せてお会計。まずは私。店員ちゃん何も言わず。
続いてスズキ。なぜかいきなりレジ横にあったパンを中国語でパワーセールス!(と思われる)
スズキもすぐ来るだろうとドアの方に向かった私は、なにごとか?と引き返す。
(アイツ、何かやらかしたか?)

「じゃっ、じゃぱにぃず」スズキの一言。店員ちゃんと二人でがははと笑っている。
この英語が下手すぎて驚いたアタクシ。
アタクシたち、一応、外国人相手に英語で接客しているの。オマエ、その英語下手すぎるだろっ!と
こんなとこで突っ込みそうになったわ。

「もう、なんなんでしょうね~。emiさんには何も言わなかったのに、私にはあの残り物を
売りつけてやろうなんて思われちゃいましたよぉ。そんなに食うように見えたんですかねぇ。
しかも全然日本人だと思われてなーい。なんででしょうねぇ。」
太り気味を気にしてるコブタがブーブー(笑)

白くてぽっちゃり丸顔のスズキが小籠包に見えてきたわ~。
アタクシ相当さっき食べたのが美味くて心にしみたと思われる。
# by emieyedays | 2011-07-18 00:07 | 旅 台湾

後輩と台湾二人旅

「國賓大飯店」

今回のホテルは「國賓大飯店」。中山北路に面した高級ホテル。
震災後、日本人ツアー客が激減してるのかしらねぇ。ネットで「嘘!」という値段で出てたの。
一人で来たら、まず泊まらないレベルのホテルなので、今回はすかさず予約。

バス停から徒歩でホテルに向かうとエントランスのところでボーイさんが
うやうやしく荷物を持って入ってくれた。ううむ、台北でこんなこと、めったにないぞ。
「楽しみですね~」から「すごいですね~」にシフトしたスズキが「すごいですね~」と言っている。

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スズキがすぐに部屋で鞄をあけてお店を開いてしまったので、部屋全体の写真が取れず。
ツインの部屋の私のベッドのみの撮影。
同じサイズのベッドが手前にもう一つあって、広さとしてはまあまあ。
窓は両開きの網戸のようなシェードとふすまを固くしたような扉がカーテン代わり。
外のビルが写りこんでいるので、鉄格子のようなことになってるけど・・・。

部屋の右側に薄型テレビと奥にガラスのサイドテーブルと椅子が一つ。
テレビの下に冷蔵庫とポット等が入っている。

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窓の外の景色は台湾にしてはかなりまとも(笑)
廃墟ビューとか室外機ビューとかじゃないの。大通りに面してるから。

ただ、この部屋、禁煙室のはずなのに、前の客がタバコ吸いやがった?もともと喫煙室だった?
エアコンつけてても臭う。寝るときに消したら、もっと臭う。
たまらないから、その日からエアコンつけっぱで。朝起きたら喉が痛かったわ。

ロビーで見かけるのはほとんどが日本人客。
観光客も出張者も年配の人が多い。




ある夜、このホテルで会合?パーティー?があったようで、夕方から出かけようと外に出たら
正面の車停めに、鏡のようにピカピカの黒塗りの高級車がわんさかわんさか入ってきて
「こりゃただ事じゃないぞ。」という感じだった。
ドアボーイたちがどんどん車のドアを開けて客人を迎えていた。

華人経済界(香港だったかな?)の集まりだったようで、翡翠をゴロリとつけたご婦人同伴で
おじいさんたち大集合。

そういうホテルみたい、ここ。


このあと私たちは晩御飯を食べに中山方面へ。
もちろん目当ては小籠包。
# by emieyedays | 2011-07-15 00:42 | 旅 台湾

後輩と台湾二人旅

台北まで

同行の後輩ノブタはスズキという。
出発の一か月前に台湾行きを決め、予約が確定してからというもの
スズキは会うたびに「楽しみですね~」を100回くらい連呼した。
どんだけ楽しみなんだよっ!と突っ込みたくなるくらい・・・。
私の同期にも「emiさんから聞きましたか?一緒に台北に行くんですよ。楽しみなんです~。」と
満面の笑顔で「楽しみ楽しみ攻撃」をしたらしい。本当に楽しみならしい。

そして当日、空港に向かう電車の中でも「楽しみですね~」「いやもう出発してるけど?」
カウンターのチェックイン待ちの列の中でも「楽しみですね~」「あと数分で出国だし。」
エバー航空の機内の中でも「楽しみですね~」「もう乗ってるから。」
台北桃園空港にガツンとランディングした時も「とうとう台北ですよ!楽しみですね~」
「あんたが『楽しみ楽しみ』行ってる間に到着したわ。」

市内に向かうバスの切符売り場に行く途中でも「楽しみですね~」
スズキに突っ込む間もなく、切符売り場のオバちゃんが「どこ行くー?」「國賓大飯店」
「バス今あるよー!すぐよー!125元!」「どれがなんぼのコインだーっ?」とあわわしながら、
ドタバタ走る。

ほら、仁王がいないと、またまたこんなんだわよアタクシ。

これがスズキには楽しかったらしい。
ゲラゲラ笑いながら「emiさん、大丈夫っすか?あ、私は大丈夫っすけど。
いやあ、しょっぱなからやられましたね。これが旅の醍醐味ですね。」とかなんとか・・・。
良かったね。いきなり楽しくて。

「で、台湾の男性はかっこいいですか?」「は?外を見てみ。」
「おじいさんばっかりです。」「私も何年も金城武を探してるけど、いまだ遭遇せず。」
「じゃあ、食べものに期待します。」そうだね。それがいいよ。私ももうそっちはあきらめた。

「でもね、自分に自信が持てるよ。『あら?私結構おしゃれで可愛いかも』って思うかもよ。
こっちの女の子は日本人よりも外見を気にしてないような子が多いから。」というと
「えー、でもここで自信もってもしょうがないじゃないですかぁ。」

私と私の同期はスズキをコブタ扱いしてるけど、実はそんなに外見は悪くないのだ~このコブタは。
でも本人がコンプレックスの塊でなかなか自信を持てないでいるので、微妙な感じなだけ。
その部分をなんとかしたいな~って思ってるのよねアタクシ。

スズキの「楽しみですね~」と私の台湾の「ゆるさ談」で盛りあがっているとバスは市内に入り、
運転手が停留所を中国語で言い始めた。
スズキは外のスクーターの数に圧倒され、一家4人で乗っているを目ざとく見つけ
「すごいですね~」と驚愕している。うむうむ、楽しめ。ぞんぶんに楽しめコブタ。

台北についてから、「楽しみですね~」から「すごいですね~」に変わった。
これから数日間「すごいですね~」と言い続けられるアタクシ。

運転手が「國賓大飯店」と言ってるようだ。一応聞き取れたわ(笑)スズキとバカ話しながらでも。
「はい!はーい!おりまーす!」ってめっちゃ日本語やん。手を挙げてアピール。
運転手もわかってくれたようで「次停まります~」とたぶん言ったんだと思う。

「emiさん、すみません。私、全然気が付きませんでした。今の、わかったんですか?すごいですね~」って、私、あんたにこれがわかるなんてちっとも期待してませんから(笑)



夕方の帰宅ラッシュの台北は蒸し暑く、バイクや車の排気ガスで、むせかえるような熱気だったわ。
# by emieyedays | 2011-07-13 00:32 | 旅 台湾